3月30日に高尾山に行った際に、高尾駅から去年訪れた大光寺の桜がみごとに色づいているのが見えました。枝垂れ桜はまだ五分咲き程度でしたが、見物客の方多く訪れていて、電車の車両の中からも感嘆の声が漏れていました。
今年の東京は桜の開花が1週間ほど遅れているそうで、4月1日から入院予定の私は、今年は桜を観に行くというのはなさそうだと思っていました。そんな感じで入院前日は、荒川巡礼企画を進めましたが、思いがけずに満開の桜の銘木に出会いました。
この日は東京では28度という暑さで、ここ埼玉県もすごい良い天気です。土手の緑の奥の方に、色づいた桜の塊が見えます。諦めていた私には、なんだか奇跡のような景色に見えました。こちらは明戸の彼岸桜木立と呼ばれる場所です。
彼岸桜はお彼岸の頃に咲くからその名がついたのですが、樹齢の長い巨木になることも多く、桜の銘木としては日本一有名なのではないかと思われる山梨県の樹齢2000年の神代桜も、彼岸桜です。それにしても、嘘みたいに満開ですね。
L字型に植えられていて一偏が土手沿いに、もう一偏が土手と直角に並んでいます。実は先客がいらっしゃって8人ほどのグループが撮影を楽しんでいました。その、撮影の仕方を見てピンと来ましたが、やはり全員中国人観光客の方々でした。ここは埼玉県深谷市、秩父鉄道「明戸」駅徒歩5分少々の荒川土手です。なぜここに観光に!? ディズニーランドは? 浅草観光は? 秋葉原と豊洲で爆買いは? すごいです中国。
L字の角から広角で撮影すると、まるで1本の巨木のように見えます。この植え方をした人天才です。見事に満開で感動しましたが、日本の方々にもこの素晴らしい桜を見に来ていただきたい。
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