寺社探訪

寺社探訪とコラム

2024-01-01から1年間の記事一覧

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「クールビズが遠い職業」

小池都知事は最初の都知事選の時、自分こそがクールビズを社会に広めたのだとアピールしていましたが、残念ながらまだ届いていない業界があります。 だいたい私はマイカー通勤ですが、真夏に電車通勤をすると、ふと世の中との差を感じてしまいます。世の中の…

「国立まと火に行く」

国立市の多摩川河川敷公園に「国立まと火」を見に行って参りました。かつて国立市民だったことがあり、家にチラシが入っていたので、名前だけは知っている行事でした。この日の東京は34.6℃まで気温が上がったそうで、東京都では50人以上も熱中症で緊急搬送さ…

「御田八幡神社」

御田八幡神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 御田(みた)八幡神社と称します。旧社格は郷社です。 創建 和銅2年(709年)、東国鎮守の神として祀られたのが創建とされています。 御祭神 誉田別尊(ほんだわ…

「神仏:不動明王」

前回の釈迦如来に続きまして、今回は不動明王にスポットを当ててみます。日本では馴染み深く、不動明王を本尊にする寺院も多いです。不動明王に関して私がお伝えしたいのはただひとつ。不動明王は仏教の一尊ですので、神道の神様ではありません。お不動様に…

山+神「多摩丘陵+熊野神社」

都立多摩桜ヶ丘学園から続きです。この付近に自販機を発見し、水分補給しました。グビグビ行き過ぎて溺れそうになり、ゲホゲホと蒸せる始末です。ここからは桜ヶ丘公園を後にして、一般道(ひじり坂)を鎌倉街道方面に進みます。緩やかな坂道を下る感じです…

「小野照崎神社」

小野照崎神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 小野照崎神社と称します。旧社格は村社です。 創建 仁寿2年(852年)に上野照崎に創建されました。江戸時代、寛永寺の創建に伴い、現在地に移転しました。 御祭神…

「お盆って何?」

愛猫が眠る深大寺動物霊園から、7月15日に深大寺の僧侶に読経をいただいて、盂蘭盆会が行われるというお知らせが届きました。 お盆の由緒 日本のお盆 お盆の風習 ① 準備 お盆の風習 ② 本番 お盆の風習 ③ 施餓鬼供養 お盆の由緒 動物霊園からのお知らせの通…

山+神「多摩丘陵+春日神社」

低くても「山」と名の付く場所を目指していましたが、ついに「丘陵」です。やはり今年5月に術後1カ月で訪れた金尾山(標高229m)での失態が、心身ともに尾を引いています。高尾山くらいは登れる身体でいたいと手術前に語っていましたが、結局はその半分に…

日蓮宗 摩利支天 徳大寺

日蓮宗 摩利支天 徳大寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 妙宣山 徳大寺と称する日蓮宗の寺院です。摩利支天を安置しているので、通称、摩利支天徳大寺や、下谷摩利支天と呼ばれています。 創建 寛永年間(1624-1644年…

「神仏:釈迦如来」

寺や神社で頭を垂れて手を合わせて拝みますが、その対象は何なのか? 自分の欲望を訴えることには一生懸命なのに、誰にお願いしているのかすら知らないというのも失礼な話です。神社や寺院に安置されている神仏について、触れてみたいと思います。 仏とは 釈…

鳩森八幡神社

鳩森八幡神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 見どころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 正式には八幡神社と称します。通称で鳩森八幡神社や千駄ヶ谷八幡神社と呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 貞観2年(860年)、慈覚大師円仁によって八幡社…

「夏越の大祓に行く」

夏越の大祓というのは、6月30日に神社で行われる神事で、今年が半分済んだことで、半年間に自分が背負った罪や穢れを人形(ひとがた)に託して自身を清め、無病息災を願うという儀式です。茅の輪くぐりというのを行うのですが、毎年何となく参加しています…

「無宗教葬儀」

先日、無宗教葬儀の司会の依頼がありました。現在でも9割以上が仏式葬儀ですが、無宗教形式の葬儀もコロナ禍による葬儀の簡素化のため、少しずつですが増えているようです。無宗教葬儀に興味のある方や、仏式葬儀に違和感がある方、お布施を払いたくないと…

鷲神社

鷲神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 鷲(おおとり)神社と称します。通称、「おとりさま」として知られています。旧社格は村社です。 創建 不詳。社殿によると、古くから天日鷲命が祀られており、日本武尊が…

「僧の修行:性暴力事件と日本仏教」

天台宗の僧が14年に渡って女性を精神的に監禁し、性暴力や恫喝を繰り返したという事件がマスコミによって明るみになりました。 目次 日本式責任の取り方(逃れ方) 金など要らぬ スーパースター 天台宗の正念場 僧の修行とは 日本式責任の取り方(逃れ方) …

「荒川 百所巡礼 26」

秩父郡皆野町の荒川左岸を歩いています。長瀞・宝登山の観光地エリアを抜け、静かな山間の町並みとなっています。 目次 ワンダーランド 秩父市へ 和同開珎 ワンダーランド 荒川 百所巡礼 第208番 お堂 皆野町金崎エリアを歩いていますと、霊園の入口近くにお…

「神幸行列を観に行く(山王祭)」

2024年の日枝神社の山王祭(神幸祭)を観に行きました。都心を総勢500名、300mの長さの行列が通ります。前回は私が見た神幸祭の様子をお伝えしました。今回は山王祭の公式HPの情報を基に、「神幸行列」の詳しい様子をお伝えいたします。撮影場所は丸の内仲通…

浄土宗 正受院

浄土宗 正受院 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 思惟山 正受院 浄業三昧寺 と称する浄土宗の寺院です。寺格は特にありません。水子供養が有名で、通称「赤ちゃん寺」と呼ばれています。 創建 弘治年間(1555〜1558年)…

「僧の修行:苦行と性暴力事件」

僧の修行についての続編です。人々から尊敬され、多額の浄財を施され、税の優遇を受け、死者をあの世に送る力を持つ僧侶の修行とは、いかなるものでしょうか。 修行といえば苦行 修行の目的 修行の結果 修行といえば苦行 僧の修行としてイメージしやすいもの…

「荒川 百所巡礼 25」

目次 比叡山別院? 長瀞岩畳 道はまだ続く 比叡山別院? 荒川 百所巡礼 第198番 天台宗 妙音寺 荒川に架かる高砂橋の袂に、妙音寺という寺院がありました。「比叡山別院」と書かれていますが、どういうことでしょう。境内は階段を降りた場所にあります。弁財…

「山王祭(神幸祭)に行く」

江戸三大祭のひとつ、山王祭に行って参りました。と言っても山王祭は6月6日から6月17日まで様々な行事が行われますので、そのほんの一部を観てきたということですけど。この日は6月7日で、神幸祭という山王祭のメインイベントの1つが行われる予定です…

今戸神社

今戸神社 目次 名称・旧社格 創建 ご祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 今戸神社と称します。今戸八幡神社とも呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 康平6年(1063年)に、源頼義・義家が奥州征伐の際に、京都の石清水八幡宮から勧請し…

「僧の修行:修行って?」

僧の修行といえば、超絶厳しくて一般人にはとても耐えられるものではなく、そんな修行を乗り越えた僧は、類まれな能力と人間性を身につけた特別な存在です。というのが世の通説です。果たして僧の修行とはいかなるものか、考察していきたいと思います。ちな…

「荒川 百所巡礼 24」

秩父郡長瀞町を歩いています。体調不良もありましたが、引きこもっていても仕方ないので、無理しない程度に前へ進みます。 目次 長瀞町を歩く エイドステーション 秋の七草 長瀞町を歩く 荒川 百所巡礼 第188番 臨済宗妙心寺派 道光寺 山門がある寺院も久々…

金王八幡宮

金王八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 金王八幡宮と称します。旧社格は郷社です。 創建 寛治6年(1092年)に、河崎基家(渋谷重家)によって創建されました。 御祭神 応神天皇(=品陀和気命) みどころ …

「僧になるには」

三宝に帰依することは仏教徒の第一歩です。三宝とは、釈迦=「仏」、釈迦の教え=「法」、釈迦の教えを説く人=「僧」のことで、帰依する=「自分自身の拠り所とする」ということです。芸人の千原せいじさんが僧になりましたが、今回は「僧になる」というテ…

「荒川 百所巡礼 23」

東京都江東区の東京ゲートブリッジからスタートして、現在は埼玉県大里郡寄居町に辿り着きました。史跡を巡り、山と畑と民家の間をクネクネと歩いています。 目次 踏ん張って 再び右岸へ 危険な散歩 踏ん張って 荒川 百所巡礼 第178番 真言宗単立 西林寺 本…

市ヶ谷亀岡八幡宮

市ヶ谷亀岡八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 市谷亀岡八幡宮と称します。旧社格は郷社です。 創建 文明11年(1479年)、太田道灌が江戸城築城の際に、西方の守護神として鶴岡八幡宮の分霊を勧請し祀ったこ…

「法然と極楽浄土」

GWに九品仏浄真寺へ二十五菩薩来迎会、通称「お面かぶり」を見学に行きました。一見すると滑稽に見える行事だが、その実は素晴らしかったという話を葬儀業界の仲間に話しました。するとその話が、お世話になっている浄土宗寺院の副住職に伝わりました。副住…