寺社探訪

寺社探訪とコラム

コラム

「神仏:八幡神」

八幡神は全国各地に祀られています。日本で一番多く祀られているのは稲荷神ですが、個人宅や会社の敷地に祀られているものを除けば、八幡神が最多になるそうです。 八幡神の由来 応神天皇 源氏と八幡信仰 神仏習合 八幡神の神託 八幡三神 八幡神を祀る東京の…

「神仏:弁才天」

弁財天は弁才天とも書き、主として祀られている寺社もあれば、境内社やお堂を建てて祀られている場合もあります。かなり神仏習合していますので、神社にも寺院にもよく見られる尊天です。 女神サラスヴァティ 弁才天 ⇒ 弁財天 弁財天の様相 弁財天と蛇 神道…

「共病文庫 円形脱毛症③」

相変わらずシャンプーをするとごっそり髪が抜けるのですが、多発性円形脱毛症によるものなのか、老年性の脱毛なのかよくわかりません。前回は頭頂部と側頭部でしたが、今回は後頭部なので自分では見えないからか気になりません。自分がどんな外見になってい…

「母の仇討ち」

昨今では一般弔問をお断りして、家族・親族だけで行う葬儀が主流となりつつあります。人と人の関わりが変遷し、30年を超える経済停滞が続く中、葬送のスタイルも変化しています。それでもできるだけ手厚く送り出したいと思うのが人の常……という訳でもないエ…

「2025年 寺社探訪的ベスト3」

今年も終わりに近づいていますが、寺社探訪的には残念な年になりました。今年から始めた新しい仕事は平日休みで土日出勤なので、伝統行事に出かけることが難しくなってしまいました。その他様々な理由でブログの更新が滞ってしまいましたが、ライフワークと…

「共病文庫 円形脱毛症②」

仕事が休みの日、予約をして円形脱毛症の治療のため、前回治療をした病院に行ってきました。 円形脱毛症の治療は、最初にステロイド薬を使って治療するのがスタンダードのようです。塗り薬やシャンプーなどがあるのですが、前回私に効果があったのは、ステロ…

「共病文庫 円形脱毛症」

昨年夏に体調を崩した際、多発生円形脱毛症になりました。円形脱毛症はいわゆる男性型脱毛とは別モノで、原因や治療法も異なるそうです。なかなか治らなかったり、治っても再発したりと、厄介な症状とされています。 近所で評判の皮膚科に通うこと2ヶ月。様…

「東京の火葬場問題、ついに都が動く?」

東京都心部の民営火葬場の利用料金の高騰に、東京都が本腰を入れて乗り出すことになりました。 東京都には公営火葬場もありますが、火葬場は居住エリアにこそ必要なものなので、遠くのエリアに公営火葬場があっても、近隣の民営火葬場を利用せざるを得ないの…

「お布施はお気持ちで⋯」

「お布施はお気持ちで⋯」と言っても、本当にお気持ちに従っては不都合がありますので、一応の相場を守るのが通説です。そんな中、私の知る中でお気持ちに応えたお坊さんが1人だけいらっしゃいました。毎回お葬式の度に、遺族に「いくらお布施しました?」と…

「交通事故 加害者は参列すべき?」

交通事故で死亡した被害者の葬儀に、加害者側が参列することをどう思いますか? 死亡事故ですから、加害者が警察に拘留されている場合もあり、加害者の家族や代理人(弁護士)が参列することもあります。 被害者側の気持ちとしては、反省して償う気持ちがあ…

「喜びも悲しみも」

今回はとても印象深い喪主のお話です。故人は90代のお婆ちゃんで、喪主は長男で独身。親族は30名ほどいらっしゃいましたが、芸術関係の方が多く、皆さん中々個性的な方々でした。と言っても、私は変わった人が好きなので、常識を外れた言動は苦になりません。…

「連理の枝」

今回は私が経験してきたお葬式の中でも、トップクラスに酷い喪主のお話をしましょう。 奥様が故人、ご主人が喪主で、お子様はいないというお葬式のお話。夫婦ふたりで寄り添って歳を重ね、ご主人ひとり遺されて………と、勝手な想像をしても、現実はそんなステ…

「遺影写真はゴスロリ」

自分のお葬式は自分の思い通りにしたいですし、どんな生き方(死に方)をしても、自分にはその権利があると思いますよね。昨今はエンディングノートも普及していて、自分のお葬式はこんな風にしてほしいという想いを残すことも多くなったのではないでしょう…

「伝統仏教と欲望者の結論」

天台宗の僧侶による性暴力事件の続報がありました。 www3.nhk.or.jp 事件の概要を簡単に説明しますと、とある女性が僧になろうと親戚の僧侶にお願いしました。この親戚の僧侶という方が、天台宗の僧階の最高位である大僧正であり、比叡山の千日回峰行を満行…

「葬祭スタッフの1日」

フリーランス葬祭スタッフをしていた頃の私の1日をご紹介します。以前書いたものを加筆修正してお届けいたします。人々に助けられながらなんとか26年間続けられましたが、フリーランスなので、仕事があれば仕事、仕事がなければ休みという毎日です。若い頃…

「葬儀業界を去る人たち」

家族葬の流行とコロナ禍によって、2020年あたりから葬儀業界を離れていく人たちが増えました。あの人も、この人も、望まない現実を受け入れて、葬儀業界を去っていきました。 就職は人の尊厳に関わるので、センシティブで個人的なものです。特にネガティブな…

「東日本大震災から14年」

先日仕事をしていると、近くの小学校から「東日本大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げましょう」というアナウンスが聞こえてきました。その日は3月10日だったので、思わず「明日でしょ?」と思ってしまいました。 すぐに自分の浅はかな考えが恥ずかしくな…

「浄土真宗 西と東:後編」

布教の過程で各地に門徒勢力が生まれ、分派独立していった浄土真宗ですが、本願寺派の成立から石山合戦までを前編で解説いたしました。後半はいよいよ東西分派についてのお話です。 京都へ戻る 顕如派 VS 教如派 東西分派 西本願寺と興正寺 お東騒動 親鸞は…

「浄土真宗 西と東:前編」

西本願寺と東本願寺をレポートしたので、浄土真宗の西と東の分派の歴史とその背景などを解説したいと思います。 本願寺派の成立 中興の祖 蓮如 石山合戦(本願寺 VS 織田信長) 本願寺派の成立 浄土真宗は多数の分派がありますが、宗祖は一様に親鸞となって…

「世襲する僧」

先の衆議院議員選挙で、世襲議員の立候補に一定の制限を設けるべきという意見がありました。世襲が政治と金の問題の要因になっているとか、他の人々が議員になる機会が奪われるとか、理由はそんなところ。僧の世襲は国会議員以上に多く、後を継いで当たり前…

「阪神淡路大震災から30年」

30年という節目の年なので、多くのメディアが特集を組んで報道したことと思います。生まれ故郷がぐちゃぐちゃになった姿をTVで見た記憶がまだ鮮明に残っています。 「1.17の集い」という追悼イベントが、震災から絶えず開催されています。神戸では東遊園地で…

2024年 寺社探訪的ベスト3

2024年も人生最速で過ぎ去ってゆきます。今年は私的には激動の一年でした。最近「途中で話がややこしくて面倒になる⇔最初から見直す」の無限ループだった「進撃の巨人」をやっとエンディングまで観ました。ブログ的には頑張った部分も、ダメな部分もありまし…

「御朱印集めは悪か?」

御朱印集めを寺社訪問の目的のひとつにしている方も多いと思います。そもそも御朱印は寺院に納経(写経を納める)した際に、領収印としていただいたものだったそうです。御朱印帳ではなく納経帳と読んだりと、宗派によっても違いがあって、御朱印を授与しな…

「お葬式司会者の七つ道具」

お葬式の司会者は司会だけではなく、葬儀の運営に関わる設営撤去や案内業務もしますし、葬儀の担当者が司会をすることもあります。司会専業で生計を立てている方はひと握りだと思いますが、フリーランスの方、派遣事務所に所属している方、葬儀社の正社員、…

「神仏:造化の三神」

日本神話がわかりにくいのは、まずは神様の名前が難しいことが大きな要素だと思います。天之御中主神とか、高皇産巣日神とか、漢字を見ても読めません。しかも日本神話は扱われている書物によって同じ神様の名前が違ったり、更に和魂や荒魂という性質で名前…

「神社の格付 ③」

第3弾が完結編になります。昔の人々は神様との関わりを、政治で管理していました。明治維新で更に多くの政策を実行し、日本は「天皇を中心とした神の国」になろうとしていました。もしも戦争に負けていなければ、令和の天皇は神様として存在していたことで…

「神社の格付 ②」

前回は神階と社格(一之宮)について解説しました。今回は社格の代表的な延喜式神名帳と、明治維新による近代社格制度を解説します。 延喜式神名帳 近代社格制度 延喜式神名帳 律令制の時代、中央集権国家を築くために、法を制定し、統治した土地に秩序を作…

「神社の格付 ①」

どこの神社にお参りしたら、良いことが有ったとか無かったとか、人それぞれなのが神頼みの現実です。そうであっても、昔の人々はそんな神様にランク付けをしていました。これは願いを叶えるパワーの順番ではなく、古き伝統に基づいた格式(政治力説あり)順…

「宮型霊柩車」

先日、数年ぶりに宮型の霊柩車が走っているのを見かけました。ほぼ需要が無いと思われますが、稼働できるように維持しているのは大したものです。 私が葬儀業界に入った頃(26年前)は既に洋型霊柩車が主流になりつつありましたが、宮型霊柩車もまだまだ走っ…

「神仏:地蔵菩薩」

仏教の目的は悟りを開くこと、つまり輪廻転生の苦しみから解脱することです。悟りを開くと、仏(如来)に成ります(成仏)。当ブログのコラム「神仏シリーズ」の解説をおさらいしますと、釈迦族の王子ゴータマ・シッダールタが悟りを開いて、釈迦如来になり…