寺社探訪

寺社探訪とコラム

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「僧の修行:性暴力事件と日本仏教」

天台宗の僧が14年に渡って女性を精神的に監禁し、性暴力や恫喝を繰り返したという事件がマスコミによって明るみになりました。 目次 日本式責任の取り方(逃れ方) 金など要らぬ スーパースター 天台宗の正念場 僧の修行とは 日本式責任の取り方(逃れ方) …

「荒川 百所巡礼 26」

秩父郡皆野町の荒川左岸を歩いています。長瀞・宝登山の観光地エリアを抜け、静かな山間の町並みとなっています。 目次 ワンダーランド 秩父市へ 和同開珎 ワンダーランド 荒川 百所巡礼 第208番 お堂 皆野町金崎エリアを歩いていますと、霊園の入口近くにお…

「神幸行列を観に行く(山王祭)」

2024年の日枝神社の山王祭(神幸祭)を観に行きました。都心を総勢500名、300mの長さの行列が通ります。前回は私が見た神幸祭の様子をお伝えしました。今回は山王祭の公式HPの情報を基に、「神幸行列」の詳しい様子をお伝えいたします。撮影場所は丸の内仲通…

浄土宗 正受院

浄土宗 正受院 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 思惟山 正受院 浄業三昧寺 と称する浄土宗の寺院です。寺格は特にありません。水子供養が有名で、通称「赤ちゃん寺」と呼ばれています。 創建 弘治年間(1555〜1558年)…

「僧の修行:苦行と性暴力事件」

僧の修行についての続編です。人々から尊敬され、多額の浄財を施され、税の優遇を受け、死者をあの世に送る力を持つ僧侶の修行とは、いかなるものでしょうか。 修行といえば苦行 修行の目的 修行の結果 修行といえば苦行 僧の修行としてイメージしやすいもの…

「荒川 百所巡礼 25」

目次 比叡山別院? 長瀞岩畳 道はまだ続く 比叡山別院? 荒川 百所巡礼 第198番 天台宗 妙音寺 荒川に架かる高砂橋の袂に、妙音寺という寺院がありました。「比叡山別院」と書かれていますが、どういうことでしょう。境内は階段を降りた場所にあります。弁財…

「山王祭(神幸祭)に行く」

江戸三大祭のひとつ、山王祭に行って参りました。と言っても山王祭は6月6日から6月17日まで様々な行事が行われますので、そのほんの一部を観てきたということですけど。この日は6月7日で、神幸祭という山王祭のメインイベントの1つが行われる予定です…

今戸神社

今戸神社 目次 名称・旧社格 創建 ご祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 今戸神社と称します。今戸八幡神社とも呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 康平6年(1063年)に、源頼義・義家が奥州征伐の際に、京都の石清水八幡宮から勧請し…

「僧の修行:修行って?」

僧の修行といえば、超絶厳しくて一般人にはとても耐えられるものではなく、そんな修行を乗り越えた僧は、類まれな能力と人間性を身につけた特別な存在です。というのが世の通説です。果たして僧の修行とはいかなるものか、考察していきたいと思います。ちな…

「荒川 百所巡礼 24」

秩父郡長瀞町を歩いています。体調不良もありましたが、引きこもっていても仕方ないので、無理しない程度に前へ進みます。 目次 長瀞町を歩く エイドステーション 秋の七草 長瀞町を歩く 荒川 百所巡礼 第188番 臨済宗妙心寺派 道光寺 山門がある寺院も久々…

金王八幡宮

金王八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 金王八幡宮と称します。旧社格は郷社です。 創建 寛治6年(1092年)に、河崎基家(渋谷重家)によって創建されました。 御祭神 応神天皇(=品陀和気命) みどころ …

「僧になるには」

三宝に帰依することは仏教徒の第一歩です。三宝とは、釈迦=「仏」、釈迦の教え=「法」、釈迦の教えを説く人=「僧」のことで、帰依する=「自分自身の拠り所とする」ということです。芸人の千原せいじさんが僧になりましたが、今回は「僧になる」というテ…

「荒川 百所巡礼 23」

東京都江東区の東京ゲートブリッジからスタートして、現在は埼玉県大里郡寄居町に辿り着きました。史跡を巡り、山と畑と民家の間をクネクネと歩いています。 目次 踏ん張って 再び右岸へ 危険な散歩 踏ん張って 荒川 百所巡礼 第178番 真言宗単立 西林寺 本…

市ヶ谷亀岡八幡宮

市ヶ谷亀岡八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 市谷亀岡八幡宮と称します。旧社格は郷社です。 創建 文明11年(1479年)、太田道灌が江戸城築城の際に、西方の守護神として鶴岡八幡宮の分霊を勧請し祀ったこ…

「法然と極楽浄土」

GWに九品仏浄真寺へ二十五菩薩来迎会、通称「お面かぶり」を見学に行きました。一見すると滑稽に見える行事だが、その実は素晴らしかったという話を葬儀業界の仲間に話しました。するとその話が、お世話になっている浄土宗寺院の副住職に伝わりました。副住…

「荒川 百所巡礼 22」

埼玉県大里郡寄居町を歩いています。寄居町は観光協会が素晴らしく、観光地としてレベルが高いです。 目次 松本幸四郎の別荘跡 鉢形城跡公園を歩く 山と畑と民家と私 松本幸四郎の別荘跡 こちらは雀宮公園と言いまして、七代目松本幸四郎の別荘跡地とのこと…

多摩川浅間神社

多摩川浅間神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 見どころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 浅間神社と称します。通称、多摩川浅間神社、田園調布浅間神社などと呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 文治年間(1185-1190年)、北条政子が出征した夫…

「荒川 百所巡礼 21」

埼玉県深谷市荒川付近を歩いています。花園ICが近いので、郊外型の大型量販店が並んでいます。では、今回も荒川に沿って歩いていきましょう。 目次 深谷市→大里郡寄居町 寄居町の中心部へ 上流の雰囲気漂う景勝地 深谷市→大里郡寄居町 荒川 百所巡礼 第160番…

穴八幡宮

穴八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 穴八幡宮と称します。そもそも高田八幡宮と称していましたが、江戸初期から穴八幡宮と称しています。旧社格は村社です。 創建 康平5年(1062年)に、源義家がこの地に…

「お面かぶりに行く」

九品仏浄真寺で行われた「お面かぶり」を見てきました。九品仏浄真寺は整えられた美しい境内が特徴で、特に紅葉が素晴らしく、当ブログの「紅葉を楽しめる寺社 3選」の1位に選ばせていただきました。 九品仏浄真寺の「お面かぶり」は4年に1度の開催です…

「川崎大師 大開帳奉修 柴灯大護摩供に行く」

毎年高尾山薬王院の柴灯大護摩供に参加しているのですが、今年は仕事の都合で行けませんでした。毎年していることをしないでいると、どことなくしっくり来ないものです。そこで退院後のリハビリを兼ねて、GWの只中に行われる川崎大師の柴灯大護摩供に出かけ…

千本鳥居が映える神社 3選

稲荷神社といえば、朱塗りの鳥居が連なる千本鳥居が特徴的です。東京の千本鳥居は、戦前ですと羽田の穴守稲荷神社が有名でした。千本どころか数万本の鳥居が奉納されていて、古い写真を見ると驚いてしまいます。現代でも鳥居が連なる様子は非日常の異空間を…

「荒川 百所巡礼 20」

目次 寺と墓地 水は命の源 古墳群を歩く 寺と墓地 荒川 百所巡礼 第151番 真言宗豊山派 應正寺 秩父往還から少し荒川方面に入ったところに、真言宗の應正寺があります。入口は整備されていて、広い駐車スペースもあります。吉祥山應正寺と大きく書かれた板碑…

「お寺でパンパン問題」

ここ数年、ひとつの問題に答えを見出すべく悩み続けています。 とある寺院を訪れたときのこと。本堂でお参りをしていたら、隣に親子連れがいらっしゃいました。お父さんは神仏に真面目に向き合うことを息子に教えようと、厳しい口調で言いました。「礼して、…

「共病文庫 ⑨」

「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 桜が咲く前に入院し、手術を受けました。新人看護師さんたちが社会人の第一歩を踏み出す場面を垣間見て、自分も頑張らなくてはとエネルギーを貰いました。 退院予定 入…

山+仏「高尾山+薬王院 ③」

6号路登り編 3月最後の土曜日。入院前に護摩祈祷をしていただこうと高尾山薬王院に出かけました。高尾山口駅からケーブルの清滝駅まで歩く間、今回は1号路にしようと決めました。実は前日の東京は嵐のような風雨だったので、山の中はかなりドロドロ状態が…

「共病文庫 ⑧ 」

「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術後、様々な苦労をすることになりますが、様々の中身をご紹介できればと思います。 やったー ICU2日目の夜に、里見先生かやってきました。私を見るなり「やったー…

「荒川 百所巡礼 19」

目次 神社+寺院 R140 幻の十輪寺 神社+寺院 荒川 百所巡礼 第145番 大栄神社 前回の石橋供養塔から秩父往還に出てすぐに、「総鎮守 大栄神社」という大きな神社がありました。この神社は大麻生村上郷の鎮守だった五社稲荷神社が元になっています。五社稲荷…

「共病文庫 ⑦」

「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術は予定通り終わり、この世に戻ってくることができました。 手術 朝8時半に看護師さんに連れられて、家族と共に手術室まで行きました。立会に来なくて良いとか言っ…